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カフェやフードホールなどで見かける返却棚(下げ台)の参考図面 No.62
掲載日:2022.12.15
最終更新:2024.03.28
カフェやフードホールなどで見かける返却棚(下げ台)の参考図面
「スタバ」「タリーズ」など大手カフェチェーンによりレジカウンター注文をして引き渡し口で商品を受け取り各々好きな席へ座るスタイルが主流になっています。
またショッピングモール、大型商業施設(業界用語で「ヤカタ」)などで必ずある「フードコート」や近年流行「フードホール」のではそれぞれ共通してセルフサービスで商品を受け取り、返却をしています。
ちなみに、アメリカ生まれの庶民的で酒を出さないファストフードの集合体を「フードコート」、ヨーロッパ生まれでそこそこ高級で酒を出すちゃんとしたバールやレストランの集合体を「フードホール」と言うらしいです。
ここではその返却の際に必ずある返却棚(下げ台、返却口)にフォーカスしてお話をしていきたいと思います。
この記事の概要 ・下げられたトレイの掴みやすい工夫 ・上吊式(ハンガータイプ)で使いやすくて衛生的!! ・返却棚(下げ台)の参考図面・イメージ図
下げられたトレイの掴みやすい工夫
左右のイメージ図を見比べて何か気付く事はありますか?
左のイメージ図は返却口の棚に3ミリ厚フラットバーを等間隔に仕込んでいます。※棚をアップしました!凹凸が見えるかな!?
これによりトレイと棚の間に空間ができトレイを取りやすくできます。水で濡れたトレイは棚と密着してしまい取りづらくなります。洗い物の作業効率を下げてしまいますが、空間をあける工夫一つで作業効率もUPします。
しかし、デメリットもあります。凹凸があるため隅に汚れ等がたまりやすくなります。また清掃のしやすさはフラットな返却棚の方がサッと拭けるので簡単です。
上吊式(ハンガータイプ)で使いやすくて衛生的!!
引き戸でも上下レール、ハカマなどの引き違い窓ではなく、上吊式(ハンガータイプ)が多いです。実際に「ドトール」でも上吊式(EPシリーズ)を使用してもらっています。
理由としては洗い場が近く、棚に水がかかる事があるからです。上下レールの引き戸では下レールに水がたまり不衛生とお客様に思われるからです。従って上吊式(ハンガータイプ)が選ばれています。
実際の「店舗内装設計」の図面でも返却棚に窓が付いていることが多いです。返却棚は洗い場に面している事が多く衛生的に面で引き戸が多く使われています。
↓実際の返却棚の図面を基に考察したブログはこちらからどうぞ↓
図面ギャラリーNo.002 飲食店、カフェ、下げ台、返却台の参考図
参考図面・イメージ図
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。
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