皆様こんにちは、スリーナイン島野㈱の松浦です。

最近、ガラス引戸に引手を取り付ける方法についてのお問い合わせが増加しています。この課題に対応するため、今回は誰でも簡単に引手を取り付ける方法をご紹介いたします。

■従来の取り付け方法とその課題

従来の取り付け方法は、引手を取り付ける部分にガムテープを重ね貼りし、引手を圧入し、最後にシリコンで固定する方法が一般的でした。この方法は確実に固定できる反面、技術が必要であり、完全固定までに時間がかかりました。また、職人ごとに異なるノウハウが存在し、簡単に取り付けることが難しい作業でした。さらに、職人の高齢化も進み技術の伝承が難しくなっていることも大きな問題でした。

そこで、以前からお世話になっている樹脂製販促什器を製造する業社様に取付方法を教えて頂きましたのでご紹介させて頂きます。

■引手の取り付け方法について

ご紹介する方法で作業すれば、引手をガラス引戸に簡単に取り付けることができます。引戸を開閉する通常の力であれば外れる心配もなく安心してご利用いただけます。

■ご用意して頂くもの

適切なサイズの強力な両面テープ
アルコール（私は無水エタノールを使用しました）

■簡単に引手を取付ける手順

①引手を取付ける位置のガラス両側に、引手よりも少し短い寸法の両面テープを貼ります。

②両面テープの離型紙を剥がし、接着面にアルコールを吹き付けます。水でも可能ですが、固定までに時間が必要です。

③両面テープの付いている部分に引手を差し込みます。アルコールが揮発すれば、引手が固定されます。

最後にガラスと引手の隙間をシリコンで埋めることで、より強固な固定が可能になります。

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力自慢の男性社員が故意に引き剥がそうとしてもほとんどズレることもなく、しっかりと固定されていたので引戸を開閉する通常の力であれば外れる心配もなく安心してご利用いただけます。引き戸の引手(ツマミ/取っ手)としての使用では十分耐えられるかと思います。

今回は両面テープを使用した取り付け方法のご紹介でしたが「エポキシ樹脂系」「シリコン材系」「UV硬化剤系」「アクリル接着剤系」など世の中には様々な接着剤がありますのでその他接着剤での固定方法やその他固定方法などもご紹介できればいいなと思っております。