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博物館レール ー大型硝子の走行性と静音性を実現ー No.88
社内のできごと / 製品使用・採用事例・商品紹介 / 図面ギャラリー
掲載日:2024.01.10
最終更新:2024.03.28
こんにちは、スリーナイン島野㈱の西野です。
博物館レールは元々ヨの字型のレールでしたが、改良を重ね、現在の形状に至りました。今回はその製作秘話をお話ししたいと思います。
ー 問題点とその解決 ー
当初、弊社はヨの字型のレールを製作・販売していましたが、お客様から重要なフィードバックをいただきました。お客様によると、1枚の引き戸の重量がかなり重く、引き戸を押してから引く動作によって、引き戸がレールの側面に当たり、詰まってしまうことがあるとのことでした。この状態から動かすには、女性の力では難しいほどの力が必要であるというご指摘がありました。
この問題に対応すべく、試行錯誤の結果、レールの断面形状を変更したことで引き戸の動きがスムーズになり操作性が大幅に向上しました。
🟢形状比較🟢
ー 製品の特徴 ー
- 専用設計:10㍉・12㍉硝子用として特化し、大型引き戸に最適化。
- 改良された機能:レールの中央に溝を設け、溝の中を戸車が滑ることで引き戸がまっすぐに動くように設計。
- 耐久性と静音性:直立のレールによりハカマとの摩擦がなく、傷や金属粉が出ないため長持ちし、静かに動作。
- 汎用性:博物館専用ではなく、様々な施設での使用に適している。
カタログ詳細ページのご紹介
🔗博物館レールを使用した引戸の最適なプラン(10㍉硝子用のみ掲載)
🔗鍵・戸当り・破損止等のオプション部材一覧(10・12㍉硝子用)
図面ダウンロードページのご紹介
🔗展示ケース大型引戸・ 錠前・破損止等オプション付きプラン(10ミリ硝子用)
まとめ
この改良により、以前の問題点は全て解決され、引き戸の操作性と耐久性が大幅に向上しました。
今後も弊社はお客様の声を大切にし、安心と信頼を提供できる製品の開発に努めます。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。
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