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そろばんレールとは?-現代の「ソロバン車」および「H型ハカマ」の引き戸- No.123

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掲載日:2024.05.20

最終更新:2024.09.20

こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

日本の伝統的な引き戸の仕組みには、古くから「そろばんレール」と呼ばれるものが使われてきました。この仕組みは、引き戸をスムーズに開閉するために重要な役割を果たしていました。しかし、現在では「そろばんレール」という名称は商品名としてはほとんど使われていません。そのため、設計図面や仕様書で「そろばんレール」と表記されている場合に困惑することがあるかもしれません。

今回は、「そろばんレール」という表記が何を意味するのかと、現代の引き戸プランにどのように適用できるかを説明します。また、弊社が提供する「ソロバン車」についてもご紹介します。

受付や中型ショーケースの図面に指定される「そろばんレール」

「そろばんレール」という名称が含まれていない商品名でも、実際には「H型ハカマ」を用いた引き戸プランを指すことがあります。以下のような特徴があります。

- H型ハカマを用いた引き戸プラン -

  • H型ハカマ: 断面がH型になっており、硝子の下部に取り付けます。これにより、引き戸の強度と安定性が向上します。
  • 戸車の使用: H型ハカマの両端に戸車を取り付け、レール上をスムーズに移動できるようにします。この戸車が滑らかな動作を実現します。
  • 耐久性とメンテナンス: H型ハカマと戸車の組み合わせは、長期間の使用に耐える耐久性を持ち、メンテナンスも比較的容易です。

昔の「そろばんレール」から現代の「H型ハカマ」への進化

昔は「そろばんレール」が一般的に使われていましたが、現代では「H型ハカマ」を用いた引き戸プランが主流となっています。この変更には下記のような理由があります。

  • 技術の進化: 引き戸の技術が進化し、より耐久性があり、滑らかな動作を実現するためにH型ハカマが導入されました。
  • 設計の柔軟性: H型ハカマは、様々なデザインや用途に適用できるため、現代の多様な建築ニーズに応えやすくなっています。
  • メンテナンス性: H型ハカマは、部品交換や修理が比較的簡単で、長期的なメンテナンスが容易です。

当社が提供する「ソロバン車」

当社では、「ソロバン車」という名称でH型ハカマとはまた別の商品を販売しています。これは軽量用ガラス引戸やローケースなどの金物が目立たないガラス引戸用として設計されており、下記のような特徴があります。

  • 軽量用ガラス引戸: 軽量のガラス引戸に最適で、スムーズな動作を実現します。軽い力で開閉できるため、使い勝手が良いです。
  • 金物が目立たない設計: ガラス引戸のデザインにおいて、金物が目立たないように設計されているため、美観を損ないません。これは特にモダンなインテリアデザインに適しています。

図面変更の促し

設計図面や仕様書で「そろばんレール」という表記がある場合、実際には「H型ハカマ」を使用した引き戸プランに変更することを検討してください。さらに、当社の「ソロバン車」は、軽量用ガラス引戸や金物が目立たない引戸に最適な選択肢です。これにより、現代の技術を取り入れた引き戸が実現し、より優れた性能と耐久性を得ることができます。

まとめ

「そろばんレール」とは、昔の日本で使われていた引き戸の仕組みを指しますが、現代では「H型ハカマ」を用いた引き戸プランが主流です。また、当社の「ソロバン車」は軽量用ガラス引戸や金物が目立たないガラス引戸用として提供されています。

弊社までお問い合わせ頂きましたら、条件に合った商品・プランをご提案・見積りまで対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

このブログが商品選定のお役に立てば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

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