こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

ステンレスのヘアーライン(HL)仕上げは、装飾性と実用性を兼ね備えた人気の高い表面加工の一つです。この仕上げは、表面に細かいライン状の研磨模様を一方向につけることで、高級感のある精緻な見た目を実現します。

ヘアライン仕上げの特徴

１．高級感と流行のデザイン

・ヘアライン仕上げのヘアライン模様は光を柔らかく反射するため、和らぐ印象を与えます。

・モダンなデザインと相性がよく、現代的なインテリア・エクステリアにも適しています。

２．持続性に優れ、持ちが良い

・光沢表面とは違い、指紋や汚れが相対的に目立ちにくいため、長期の使用に適しています。

・細かなラインが入っているため、小さな傷が相対的に目立ちにくく、仕上げの置き換えや修復も容易です。

３．使用場面の広さ

・住宅の製作キッチンや水団の例、商業用ビルのエレベーターパネル、事務所の門まで、さまざまな場面に使用されています。

他の仕上げとの比較

🐾2B仕上げ

・ステンレス表面を冷間圧延した後に酸洗い処理を施した仕上げで、滑らかでマットな外観が特徴です。

・耐食性に優れ、コストパフォーマンスの良さから工業用として広く使用されています。

🐾#400・#600・#800研磨仕上げ

・番号が大きくなるほど表面が滑らかになり、反射率が高まります。

・#400は実用性を重視した仕上げで、キッチンや医療機器に適しています。

・#600や#800は装飾性を重視した仕上げで、高級感のある用途やデザイン性の高い製品に使用されます。

🐾生地仕上げ

・ステンレスの加工を施さない自然な状態の仕上げです。

・コストを抑えた用途に向いていますが、外観の高級感や耐汚性は劣ります。

🐾バイブレーション仕上げ

・バイブレーション仕上げは、不規則で柔らかな模様が特徴です。

・ヘアライン仕上げと比較すると装飾的で独特な印象を与えますが、模様にムラが出る場合もあるため、用途に応じた選択が必要です。

HL仕上げの加工方法

ヘアーライン仕上げは、#150から#240程度の精度の研磨材を使用し、ステンレス表面を一方向に研磨する仕上げです。機械研磨では、自然で繊細なライン模様を生むことが可能です。

まとめ

ステンレスのヘアライン仕上げは、その高級感と実用性から、さまざまな分野で活用されています。他にも、2B仕上げや#400・#600・#800研磨仕上げ、生地仕上げ、バイブレーション仕上げなど、多様な仕上げ方法があります。それぞれに特徴があり、用途やデザインのニーズに応じた選択が重要です。

今後のブログでは、他の仕上げについても詳しく解説していく予定ですので、ぜひご期待ください。

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