BLOG
金物初心者向け:SUS304とSUS430の違いと選び方 No.206
掲載日:2025.01.06
最終更新:2025.01.06
こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。
ステンレスの「SUS304」と「SUS430」は多くの現場で使われています。
今回は、初心者の方にもわかりやすく、それぞれの特長や選び方を説明します。
SUS304とSUS430の簡単な比較
SUS304とは?
👍🏻特長
- 錆びにくい
SUS304は、耐食性(錆びにくさ)が非常に高く、湿気や水に触れる環境でも安心して使えます。
- 加工がしやすい
強度と柔軟性を持ち、曲げ加工や溶接などの作業がしやすい素材です。
- 非磁性(磁石がくっつかない)
SUS304は磁石に反応しないため、特定の機能性が求められる場面でも適しています。
📌主な用途
- 建築金物
手すり、外装パネル、建具の枠材などに使用されます。耐久性と見た目の良さが求められる場面に最適です。
- 配管・タンク
工場や施設の配管、薬品や水を扱うタンクに使われます。腐食性の高い環境でも安心です。
- 機械部品
精密機械や食品加工機械など、品質管理が重要な分野で使用されます。
SUS430とは?
👍🏻特長
- 磁石がくっつく
磁性を持つため、磁石を利用する製品や環境で便利に使えます。
📌主な用途
- 厨房設備
レンジフードや業務用オーブンなど、コストを抑えつつ機能性が求められる設備に使用されます。
- 産業用部品
機械カバーや簡易的な構造物に利用されることが多いです。
どちらを選べばいい?
- 耐久性が重要ならSUS304
錆びに強く、長期間使用できるため、建築現場や工場設備に向いています。
- 磁性が必要ならSUS430
磁石を使う製品にはSUS430が便利です。
まとめ
SUS304とSUS430は、頻繁に使われるステンレス素材です。それぞれの特性を理解し、使用環境や求められる性能に応じて選択することが大切です。初心者の方も、これらの基本情報を活用して最適な素材選びをしてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。
ご意見・ご感想は info@999shimano.com
件名に「ブログ宛」と入れてお寄せ頂けると幸いです(^^)/