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怪我のリスク軽減!ヘミング曲げ加工 No.018
掲載日:2022.01.07
最終更新:2024.08.29
ヘミング曲げ
ヘミング曲げとは、板金の端部を180°折り返した後、平らに押しつぶす加工です。
弊社では板材を切断したときに発生する「バリ」は全ての「バリ取り加工」を施していますが、物理的に折り返す事で端面が丸くなってより安全性が向上することや、折り返すことで2枚分の板厚になり強度が増すというメリットがあります。
ヘミング曲げのメリット
・安全性の向上
板材の端部は寸法切断をしたに生じる「バリ」という物が発生します。ここでは「バリ」については省略しますが、端的に言うと「刃物の様に鋭い」状態でそのまま使用するのは大変危険になります。弊社ではバリ取り加工という処理を基本的に全てに施していますが、それでも100%切れないという物ではありません。 ヘミング曲げをすると、切断面が内側を向くので物理的に触れにくく、エッジ部分が見えにくくなります。曲げ部分がなめらかな曲線になり手触りが良くなります。
・強度の向上
板材は曲げ回数が多いほどに強度が増す性質があります。 主に厚みが薄い板材を加工しますが、そのままだと強度の低い板金も、ヘミング曲げにより厚みが2倍になるので強度が増します。 板金の端部は、ほかのものに触れる機会が多いため、傷ついたり変形したりしやすくなります。ヘミング曲げをすることによって補強されるので、そのような事態を防げます。
主な使用場所
安全性を理由に使用されることが多く、「幼稚園」「保育園」「ショッピングモール」などで使用されています。
使用例
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、宜しくお願い致します。
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