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意外と多い!キャンプ用品から工業用品にも身近にあるバリとは!? No.026
掲載日:2022.03.14
最終更新:2022.10.13
バリとは
最近のキャンプブームで脚光を浴びている「メスティン」から工業用の部品まで意外と身近なものにもバリは存在します。
「バリ」とは金属やプラスチック、ゴムなどを加工するときにできる「出っ張り」やギザギザのことです。日本語では「かえり」ともいいますが、英語が語源の「バリ」が一般的な呼称です。
バリ取りとは
「バリ取り」とは、この「バリ」を取り除く作業のことで、製品や部品の質や大きさによってさまざまな方法が用いられますが、「モノづくり」の信頼と性能を確保するうえでとても重要な技術であり、作業工程といえます。
「バリ」の大きさは「高さ」や「根元の厚み」で表現されます。種類は旋削加工やドリル加工、研削加工など機械加工によってできる「切削バリ」や「研削バリ」、せん断加工やプレス加工など塑性加工による「せん断バリ」、鋳造やプラスチック成形による「鋳造バリ」や「プラスチック成形バリ」、鍛蔵や転造による「塑性変形バリ」など、さまざまです。このように生産過程で生じた出っ張りやギザギザなどを取り除く作業が「バリ取り」で、製品に求められる基本的な品質となります。
弊社のバリ取り
弊社のステンレス素材の製品はバリ取り専用の 機械を使い 1本1本丁寧に全てバリ取り処理をおこなっています。お客様には安心してお使い頂くことができます。
またステンレス製品の切断加工を行った際も切断箇所のバリ取り処理を行っているため怪我をする様な事はほとんどありません。
バリ取りを行わないとどうなる?
金属製品やプラスチックにバリが残っていた場合、取り扱う従業員や製品を手にする消費者は怪我をする可能性があります。ケース類なら使い物になりません。電気製品ならショート、切削工具なら切れ味が悪くなるなど、さまざまな不具合が生じるからです。
精度低下(計測誤差)
バリにより製品の精度や品質が低下することはいうまでもありません。製品の計測に誤差が生じる原因となります。
故障や製品の摩耗
部品にバリがあると取り付けた際に不具合を起こし、電気製品の場合はショートの原因にもなりかねません。また、製品の摩耗、劣化の要因となり、トラブルを発生させる可能性を潜ませてしまいます。
作業従事者の怪我
金属や樹脂など硬い素材のバリは製造する過程で従業員が怪我をする可能性があります。また、衣服や施設や設備、素材や製品を傷つけ、トラブルの原因となります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、宜しくお願い致します。
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