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病院カウンターの連動式吊引戸図面 No.014

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掲載日:2021.10.18

最終更新:2024.12.20

みなさんこんにちは。初めての方は初めまして。スリーナイン島野㈱自称YouTuberの田川で

す。

今回は私が久しぶりに担当させていただきます。

今回ご紹介するのは、

病院カウンターの吊引戸図面(連動式)」です。

先日設計を担当されている方よりご相談を頂いた事例になります。

その内容とは、引戸2枚を戸袋に引き込ませる場所で、従来引戸①と引戸②に錠前をつける仕

様にしていることが多いです。(図1)

問題点は使用者が引戸①の錠前に引戸②をぶつけてしまうことにより、錠前を破損させてしま

うリスクがあります。そこで、この問題を解消するための案が無いものか?とのことでした。

解消方法として、下の方式のものをご提案しました。

簡単に解説すると、

引戸Aが引戸Bと同じ位置になると引戸Bにつけている連動パーツの効果で、ふたつの引戸が揃

って動きます。つまり引戸Aの操作で引戸Bも操作できることになります。

この方式を取ることで、

・錠前に引戸をぶつけてしまうことがなくなる

・引戸④の錠前が無くなることで引戸が揃う(=引き残しが0に)

・引戸③の錠前を解錠すれば、開放できる

錠前の破損対策以外にも、開閉頻度の多いカウンターでの施錠・解錠の手間を減らしたい、と

いうご要望にもお応えできる仕様になります。

参考図はこんな感じです。

今後の設計の際にお役に立つことがありましたら幸いです。

今回ご紹介しました参考図面や部材は下記よりご参照下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、宜しくお願い致します。

ご意見・ご感想などは info@999shimano.com

件名に「図面ブログ宛」と入れてお寄せ頂けると幸いです(^^)/

また私が作成した動画(ワッシャー防虫フィンハマガード)も見て頂けますと幸いです。

以上、自称YouTuberの田川でした。

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