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キッチンカー窓に対するご意見 No.016
掲載日:2021.10.22
最終更新:2022.10.13
皆様、こんにちは。
スリーナイン島野㈱の寺田です。
今回ご紹介するのは、
「キッチンカー窓に対するご意見」です。
今回は趣向(図面を元にした内容ではなく)を変えて、採用事例のご紹介になります。
私がお話を伺ったお店は桜ノ宮(大阪市都島区)にあるバインミーウィン様です。
2021年8月より実店舗を飛び出して、週に1度キッチンカーでの営業をされています。(祝、
おめでとうございます!)
新大阪駅の某ホテルに出店される事をInstagramで知り、オーナー様に会いに行きました。
※バインミーとは、ベトナムのサンドウィッチで20㎝ほどのフランスパンに切り込みを入
れ、バター、パテを塗り、野菜、ハーブ、肉類を挟んだベトナムのソウルフードです。
バインミーウィン様が キッチンカー の製作を依頼されたボックキッチンカー様にてアルミ35
号上下レール(下図参照)を採用頂きました。
車両:軽トラック(8ナンバー)
引戸:助手席側サイド W=1600×H=500 5㍉透明アクリル 4枚引戸
引戸:リア W=1100×H=500 5㍉透明アクリル 2枚引戸
35号レールは本来Hハカマ対応の下レールですが、今回の仕様では引戸のすべりが良すぎた
そうで、レールのミゾを加工して直接5㍉アクリルを引くようにされていました。(ハカマを
使用しない引戸をジカ引きと呼びます)
今回の場合、「家具用レール」というアクリルやガラスを直接すべらせるタイプが適当だった
ようです。
もちろんバインミーウィン様は、弊社の事や引戸の種類の事などはご存じありませんが、窓
(扉)を付けたい、という要望をはっきりとお持ちでした。
なぜなら食品を扱うため、窓(扉)がないと埃や虫が入り不衛生と感じておられたからです。
大阪では窓(扉)付きは保健所の必須事項ではなく、単純にコストアップにはなりますが
お客様の為に必要だ、とお話されていた事が印象的でした。
商品を買う側からしても、衛生的にしているお店が良いに決まっていますよね(^^♪
さて、実際に引戸を使われたオーナー様の意見をまとめてみました。
①開け閉めがスムーズ
②扉付きの効果で衛生的
③取り外しも簡単
④下レールがタブレットのストッパーになって便利
引戸メーカーとして、お客様に喜んでいただける事は素直に嬉しく思います。
④の意見は意外でしたね。カウンター部分の引戸下レールは掘込み式が多いですが面付によっ
て、まさかタブレットが止まるとは(笑)
「面付タイプ」or「掘込みタイプ」も用途に応じて使い分けができるのも35号レールの特だ
と実感しました。
キッチンカーの需要はコロナ渦で増加傾向にありますが、受け渡し口に窓(扉)が無いとお店
側、お客様側どちらも飛沫感染のリスクが有るうえ、風雨やほこりを防ぐこともできないので
やはり扉を付けておいて良かった、と言って頂きました。
これからキッチンカー を始めようと思っているオーナー様、 キッチンカー 製造業者様に少し
でも参考になれば幸いです。
ちなみに、バインミーを初めて食べましたが、自家製パンのパリッ、フワッ感と野菜が絶妙に
マッチして食べ応えもあり、リピ確定ですね。
バインミーウィン様のInstagram
今回ご紹介しました参考図面や部材は下記よりご参照下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、宜しくお願い致します。
ご意見・ご感想などは info@999shimano.com
件名に「図面ブログ宛」と入れてお寄せ頂けると幸いです(^^)/ 以上、寺田でした。