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納め方まで考えたこれからの金物 No.61
掲載日:2022.12.09
最終更新:2024.12.12
「安心」「簡単」「綺麗」がコンセプト
不要不急の外出自粛など、日常生活だけでなく働き方の変化を余儀なくされたコロナ禍の状況下、メーカーの宿命としての新製品開発。現状を活かした製品開発が出来ないか?という思いからにプロジェクトがスタートしました。
製品コンセプト
安心 ・軸穴加工・錠前受け加工済み。納まり図もある専用枠です。 ・クリアランスも小さくイメージ通りの仕上がりになります。
簡単 ・納まり図があることで、開口部周辺図面を改めて作成しなくていいので、打ち合わせがスムーズ!!
綺麗 ・専用枠に軸穴・錠前受け穴の加工済なので、前後左右の位置が決まります。
何気ない会話から気付くこと
間仕切り部材も扱っている当社にも、飛沫対策や衛生対策などの話は数多く頂き、新製品開発の案も挙がるが二番煎じ感や一過性ではという意見もあり難航しました。みんなで話し合うと、なんか商品を選定する前段階の問い合わせが多い気がする。きっかけは最近、設計からの商品問い合わせが増えているなぁという社員間の何気ない会話でした。
どのように納めたらいいか教えて欲しい。の声が多い現状
何気ない会話から問い合わせが増えている事を聞いたので内容を確認すると質問内容も多岐にわたり、硝子重量の計算方法や、仕上げHGはどんな色?、オイルガードに使用したいので、もう少し深かさが欲しいから曲げ加工が可能か。キッチンカーに引戸をつけたいけど何が良い?
意識してヒアリングをしてみると、コロナ禍で以前は、協力会社と対面打ち合わせで詳細を詰めていったが、在宅勤務や訪問自体が自粛になって、電話やメールなどでやりとりをしないといけず、図面や何か題材がないと効率も悪いし意思疎通が難しいということでした。
納まり寸法が決まっているから出来る事
自分達も当たり前のように訪問営業をして、対面営業で販売資料や商品サンプルを見せながら、お客様とコミュニケーションを図っていた機会を奪われ、お客様も同様に困っておられる。
コロナ禍で働き方も変化し、在宅勤務や対面打ち合わせもままならない状況下で、この状況がスタンダードになるのかは解らないが、いかに意思疎通をスムーズに行え、作業効率のお役立ちが出来るか。
これは普遍だろうということで、「安心」「簡単」「綺麗」をコンセプトにプロジェクトが始まり製品化まで行えました。
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