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最適な引き戸の選び方:下レールタイプと吊り戸タイプの徹底比較 No.164

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掲載日:2024.09.05

最終更新:2024.09.05

こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

引き戸は、空間を有効活用しながらスムーズに物の出し入れを可能にするため、多くの場所で使用されています。引き戸には主に「下レールタイプ」と「吊り戸タイプ」があり、それぞれに適した使用場所があります。今回は、それぞれの引き戸の特徴と適切な用途をご紹介します。

ハカマと戸車を取付ける下レールタイプ引き戸

特徴

「ハカマ」(H型のアルミ押出材)と「戸車」を引き戸の下部に取り付け、下レールに沿って開閉するタイプです。安定性に優れ、重いガラスでもスムーズな開閉が可能で、コストも比較的低く抑えられますが、下レールにホコリやゴミがたまりやすいため定期的な掃除が必要です。

使用事例

  • ショーケース:商品を見せながらも頻繁に出し入れが求められる環境に最適です。
  • 掲示板:学校やオフィスなどの掲示板で、日常的な更新作業をスムーズに行えます。

下レールタイプは、安定性を重視する環境で活躍します。

上部に戸車を取付ける吊り戸タイプ引き戸

特徴

引き戸の上部に戸車を取り付け、上部レールに吊るして開閉するタイプです。下レールが不要なため、床面がフラットになり、物や書類が引っかかる煩わしさがありません。また、床にゴミが溜まる心配もなく、衛生面でも優れています。

さらに、吊り戸タイプは物の出し入れが頻繁な場所や、常に衛生的な状態を保ちたい場所に適しており、バリアフリーや静かな環境を求める施設でもよく使われます。

使用事例

  • 受付: 窓口業務で頻繁に物や書類を受け渡しする際、吊り戸はスムーズな開閉が可能です。
  • 検尿窓: 医療施設では、衛生的な環境が求められる検尿窓やその他の窓口での利用が多く、清潔さと利便性が重要です。

吊り戸タイプは、床がフラットであるため清掃も容易で、特に衛生管理が重要な場所や物の出し入れが多い場所に最適です。

用途に合わせた引き戸の選び方

引き戸を選定する際には、以下のポイントを考慮してください。

  • 頻繁に開閉するか: 物の出し入れが頻繁に行われる場所では、吊り戸タイプがスムーズで利便性が高いです。
  • 衛生管理: 床にレールがあるとホコリが溜まりやすくなるため、衛生面を重視する場所では吊り戸タイプが適しています。
  • 安定性が必要か: 重いガラスや安定した開閉が求められる場所では、下レールタイプが適しています。
  • 床面の状況: 下レールがあると書類や物が引っかかることがありますが、吊り戸タイプならその煩わしさが解消されます。

💡ちょこっと豆知識💡

吊り戸…ハンガータイプ、上吊り式

戸車…ベアリング、コロ車

同じ商品でも色々な呼ばれ方があります!

まとめ

引き戸には、それぞれ異なる特徴があり、使用する場所に合わせて選定することが重要です。下レールタイプは、安定した開閉が求められる場所で活躍します。一方、吊り戸タイプは、物の出し入れが頻繁な場所や、清潔さを求める場所に適しています。用途に合った引き戸を選ぶことで、作業効率を高め、快適な空間を提供できます。

引き戸の選定についてお困りの際は、当社にぜひご相談ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

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