こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

ヘミング曲げ加工とは？

ヘミング曲げ（ヘム曲げ）加工は、板材の端部を二重に折り返す加工技術で、エッジ部分の強度を高めたり、鋭利な部分をなくして安全性を向上させるために使用されます。この技術は、ステンレスのような硬くて強度が必要な素材に特に有効です。ヘミング曲げを施すことで、耐久性や強度が向上し、製品の長寿命化が期待できるため、さまざまな産業分野で活用されています。

ヘミング曲げ加工についてさらに詳しくは過去ブログの【怪我のリスク軽減！ヘミング曲げ加工 No.018】をご覧ください😊

ヘミング加工を施した製品の特徴

当社では、ヘミング曲げ加工を施したステンレス製のアングル、チャンネル（笠木チャンネル）、フラットバーを取り扱っています。

これらの製品は、それぞれ以下のような用途で広く使用されています。

アングル（安全アングル）

ステンレス製アングルは、装飾や補強材など多岐にわたる場面で使用されます。0.6㍉厚の板を曲げることで1ミリ厚の板に負けない耐久性で、エッジはなめらかに仕上がるので安全性が高く、コストも削減に貢献します。

チャンネル（笠木チャンネル）

ステンレス製チャンネルは、手摺りの保護などに使用される商品です。手が切れる心配がないのはもちろん、ヘミング曲げ加工によって、角がつぶれにくく、より一層の耐久性が加わります。

フラットバー（安全フラットバー）

ステンレス製フラットバーは、平らな形状が特長で、補強や装飾、さらには製造ラインでのパーツとしても多用途に利用されています。ヘミング曲げを施したフラットバーは、角が折り返されているため、手触りが滑らかで作業中の安全性が向上します。また、外観が美しく仕上がるため、デザイン性を重視する現場でも好評です。

ヘミング曲げの利点

• 安全性の向上：折り返し加工により、エッジが滑らかになり、鋭利な部分がないため、作業者がケガをするリスクが低減されます。
• 耐久性の向上：曲げによる構造強度が高まり、使用環境において耐久性が向上します。
• 美観の向上：エッジがスムーズに処理されるため、仕上がりが美しく、特にデザイン面でも優れた評価を得ています。

コスト面でのメリット

ヘミング曲げ加工は初期コストが若干高めに感じられるかもしれませんが、製品の耐久性や安全性が高まることで、長期的なコスト削減が期待できます。

具体的には、耐久性が向上するため、交換頻度が少なく、設置後のメンテナンスや交換にかかる手間やコストも抑えられます。

また、安全性が向上することで、作業現場での事故リスクが減少し、作業者の労働災害を防止することができるため、間接的にコスト削減に繋がるという利点もあります。

これらの要因から、ヘミング曲げ加工を施した製品は、長期的に見て費用対効果が高い選択肢となります。

カタログ詳細ページのご紹介

🔗アングル（安全アングル）

🔗チャンネル（笠木チャンネル）

🔗フラットバー（安全フラットバー）

まとめ

ヘミング曲げ加工を施したステンレス製のアングル、チャンネル、フラットバーは、安全性、耐久性、美観に優れており、長期的なコスト削減効果も期待できるため、さまざまな場面で活用されています。

当社では、豊富なサイズとカスタムオーダーにも対応しており、1枚からでもご注文いただけます。詳細についてはぜひお問い合わせください。