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真鍮の「生地」「HL」「磨き(#400)」の仕上げ比較 No.173

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掲載日:2024.09.25

最終更新:2024.12.11

こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

真鍮は、その美しい金色の輝きと耐久性から、建材やインテリアに広く使用されている金属素材ですが、真鍮の表面仕上げによってその見た目や質感は大きく変わります。

今回は、真鍮の代表的な仕上げ方法である「生地」「HL(ヘアーライン)」「磨き(#400程度)」の3つの仕上げについて、それぞれの特徴を比較しながらご紹介します。

生地(加工無し)

生地とは、真鍮の表面に一切の加工を施していない、素材そのままの状態を指します。

  • 外観:表面はやや粗く、真鍮本来の金色が自然に感じられる質感です。仕上げの加工が無い分、経年劣化によって真鍮特有の風合いが現れ、少しずつくすんでいくことで、独特のアンティーク感が楽しめます。
  • 特徴:「生地」仕上げは、真鍮の素材感をそのまま楽しめるため、自然な風合いを好む方に人気です。ただし、経年変化による酸化やくすみが早く現れるため、真鍮の自然な変化を楽しむか、もしくは美しい状態を長く保ちたいかによって、使用方法を選ぶことが重要です。
  • メンテナンス:生地仕上げの真鍮は、特に酸化が進みやすいため、定期的な手入れが必要です。放置すると表面が暗くなり、酸化による錆やくすみが目立つようになります。真鍮の美しい輝きを維持したい場合は、クリア塗装ワックス仕上げ研磨などの表面保護加工を施すことを推奨します。これにより、日常の掃除だけで美しい状態を保つことができ、メンテナンスの手間を軽減できます。

HL(ヘアーライン仕上げ)

HL(ヘアーライン)は、真鍮の表面に細かい線状の研磨を施し、均一なラインを作り出す仕上げです。

  • 外観:サテンのようなマットな質感を持ち、光沢が抑えられており、落ち着いた上品な印象を与えます。光が当たると、独特の細いラインが浮かび上がり、控えめながらも高級感のある見た目です。
  • 特徴:汚れや指紋が目立ちにくく、手入れが比較的簡単です。オフィスや商業施設、レストランなど、日常的に使用される場所や、高級感と機能性を兼ね備えたデザインを求める方におすすめです。また、モダンで洗練されたインテリアにもよくマッチします。
  • メンテナンス:表面が滑らかで汚れが付きにくいため、軽い拭き掃除で美しい状態を保てます。忙しい環境でも扱いやすい仕上げです。

磨き(#400程度)

磨き(#400)は、真鍮の表面を細かい研磨材で磨き上げ、滑らかな光沢を持たせた仕上げです。#400という数字は、使用される研磨材の細かさを示しております。

  • 外観:鏡面に近い滑らかな光沢を持ち、真鍮本来の美しい金色が最大限に引き出されています。高級感あふれる仕上がりで、空間や製品に華やかさを加えることができます。
  • 特徴:輝きの強い仕上げは、特に装飾性を重視する場面で人気です。高級ホテルやレストランのインテリア、アクセサリーなど、目を引くディスプレイや装飾アイテムに最適です。
  • メンテナンス:高い光沢ゆえに指紋や汚れが目立ちやすいですが、こまめな清掃によって輝きを保つことができます。特に高級感を維持したい場所では、定期的なメンテナンスが欠かせません。

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まとめ

用途や好みに合わせて、真鍮の仕上げを選ぶことで、空間や製品に一層の個性と魅力を与えることができます。真鍮製品の魅力を最大限に活かすために、ぜひこれらの仕上げの特徴を参考にしてみてください。

お問い合わせやご質問があれば、ぜひお気軽にご連絡ください。真鍮製品の選び方やメンテナンスについても、詳しくご説明させていただきます。

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