999の部屋
障害者雇用
掲載日:2024.08.30
最終更新:2024.11.21
弊社には、現在3名の障害者の方が働いてくれています。
元々、何十年もお付き合いしていた内職仕事を請け負ってくれていた方が、高齢で「そろそろ仕事を引退したい」というのがきっかけでした。
代わりの業者を探そうと色々調べてはみたのですが、昭和の時代から長年、細かいお仕事をお願いしていたので、そんな都合のいい業者が簡単に見つかることはありませんでした。色々と探していると、就労支援の業者と出会うことになります。「あまり大量に持ってこられると、困ります」「体調の事もあるので、納期には余裕をもってもらいたい」そんな要望はあるにしろ、多品種微量生産の我々とは、親和性が高くすぐにお付き合いが始まりました。はじめは少量のお仕事をお願いしていました、だんだんと「これもできますか?」と仕事の種類が増えていきました。そんなある日、先方の担当者から「相談がある」との事でお聞きすると、「それだけのお仕事があるのであれば、スタッフを雇用してもらえないか?」という相談でした。そもそも私は、色んな人が働ける場所であればいいと思っていたので二つ返事で「わかりました」と言いたいところでしたが、実際一緒に作業する人が、どう感じるか、障害者雇用をやったことがないので、どんな事に気を付けなくてはならないのか。あまりに無知であったため、一度面接して、来てくれる人も不安だろうから、1週間ほど試しに仕事してみてから決めようと言う事になりました。実際に来てもらうと、心配は全く不要でした。早々に、入社が決まり仲間となってくれました。
一人の実績が出来るともう一人どうですか?という事になり、どこからその噂を聞きつけたのか(笑)今度は特別支援学校から連絡があり、新卒の採用してもらえませんか?という事になり、最終的に3名が働いてくれています。
現在では、精神障害と言われている人と知的障害と言われている人が来てくれていますが、初めは、不安が拭えませんでした。たまたま知り合いであった、多くの障害者雇用を実践されている日本理化学工業株式会社の大山社長に相談したところ、「そんなのは、全て受け手だけの問題だから全然大丈夫ですよ」と背中を押されたことも大きな力となりました。
実際には、本当に多くの事を体験させてもらっています。私は「障害」という言葉自体を極力使わないで「特徴」と言い換えています。人間誰しも、色んな特徴をもっています。私自身も、他人から見れば変わった人だと思われているでしょう(^_^;) 一緒に仕事をしていくと、何度同じ事を伝えてもイライラしない自分がいます。「どうやって言ったら伝わりやすいだろう。」自然と問題の矢印が自分に向いていることに気が付きます。逆になんで誰に対しても、矢印を自分に向けていないんだ。という反省にも繋がります。
もし、障害者雇用を検討されている人がいらっしゃいましたら、いつでも相談に乗らせてもらいます。
最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。
島野