999の部屋
人として正しいか
掲載日:2024.12.05
最終更新:2024.12.05
個人的な話になりますが、私が経営者として最も影響を受けた人は、もちろん前社長である自分の父ですが、そのほかにも京セラの創業者の稲盛和夫さんとフェリシモの創業者の矢﨑勝彦さんの二人がいます。
稲盛さんとは、生前に開催されていた盛和塾というところで、経営者としての考え方、判断の仕方を含めた、生き方を学ばせてもらっていました。実際に同じテーブルで食事をさせてもらう機会もありました。当時はもう京セラの経営からは第一線をひかれていて、JALの再生まっただ中で、70歳を超えられていたのですが、その判断・決断のスピードを目の当たりにして、度肝を抜かれました。同時に自分の判断力の無さを痛感したのと、もっともっと深く経営について、だけでなく「人として何が正しいのか」という根源的な問いの答えを自分の中で血肉化していないと、あのスピードで判断出来ないと感じました。
その判断基準ですが、経営者として、判断する場面というのはたくさんあります。そして明確な正解がないこともあります。恥ずかしながら、昔の私の判断基準は「どちらが儲かるか」という視点でした。しかし、稲盛さんは「人として正しいか」というもっと根本の原理原則での判断基準を持っておられました。だからこそ「心を高める」という様な事をおっしゃっていたんだと私は理解しています。 まだまだ、私はひよっこで、色んな判断の場面では、迷う事は多いですが、毎日毎日心を高め続け「人として正しいか」という視点も高め続けながら精進したいと思っています。
矢﨑勝彦さんとの話は、また別の機会にします。
最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。
島野