999の部屋

31.仕事って、、、


掲載日:2025.03.05

最終更新:2025.03.05

 先日、とあるお役所と言い争いになりました。私自身も大人げなかったと思いますが、仕事とはそんなものなのでしょうか?

あまり詳細は書けないのですが、少し経緯をお話すると、国が進めている方針にしたがって、活動するとその事に対して税金が優遇されるという制度があります。
 それが適用されると弊社としても経済的に非常に大きなインパクトがあり、1年以上時間をかけて、準備をしておりました。しかし、最終的にそれは認められませんでした。

これには、二つの省庁が絡んでいて〇〇省でその話は進めていたのですが、最終的に税金なので財務省が認めないという理由でした。
どうしても納得のいかなかった私は、〇〇省のお偉いさんと話をしましたが、〇〇省のお偉いさんは「社長のおっしゃっていることはごもっともです。国の方針もその通りです。我々も忸怩たる思いですが、財務省が認めないので無理です」と。
制度として、要件の一部分が違うという事なので、やむを得ないのかもしれません。ただ、なぜそんな要件があるのか?私には理解が出来ないし、もっと言うなら、それがあるから多くの人が助かる仕組になっているのではないか?事実やっていることに何も変わりはないので、財務省に交渉してくださいとお願いしましたが、聞き入れられませんでした。
「あなたの仕事は事務処理をするだけですか?公務員として、この国をもっと良くしたいという志をもって働いているのではないのですか?なぜ交渉さえもしてくれないのでしょうか?」そう問いかけましたが、「無理です」の一点張りでした。

もちろん、組織で仕事をするには、ルールがあったり、権限があったりするものです。でもルールには、人の良心を閉ざしてしまう危険性があります。〇〇省の方も同情はしてくれていましたが、「私なんかが言ったって」「どうせ無理だし」そんな制度の奴隷に成り下がっている彼の言動に憤りを感じました。

ルールを守ることは大切です。でもルールは完璧ではありません。時代と共に変化も必要です。そして一番大切なことは、間違っている、おかしいと気付いた時に声も出さないという組織は腐っています。見解の相違もあるでしょうし、立場によって判断がちがう事もあるでしょう。でもそんな事があるから対話が深まり、組織は発展するのではないでしょうか?盲目的にルールの奴隷になる。それだけは、避けたいものですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。


島野

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