999の部屋
33.賃金改定
掲載日:2025.03.21
最終更新:2025.03.21
毎年4月は昇給昇格という制度を作って賃金を改定しています。大企業でも春闘といわれて賃金改定のニュースが多く流れています。ただこれだけ物価が上昇し、インフレになっているので、今までの様な昇給だけでは、追いつかず、大幅なベースアップが必要というのが現状です。弊社でもここ数年そのベースアップが続いて10%程賃金アップになっています。
今年もある程度ベースアップをしようと考えていますが、情けない話ですが、それに見合うだけの売上、利益のアップとは出来ていません。私の中で「給料を上げたい」「でもそれを続けられるのか」その葛藤が頭の中をぐるぐると回っています。論理的に計算をしてドライに考える部分と、感情論的に少しでも給料を上げたいという思いが交錯します。
世の多くの経営者は、みんな同じようなことを考えているのではないでしょうか?従業員の生活を豊かにしたいと言う部分と、安定的に経営を続けていくこと。この両輪が上手くかみ合う部分を模索していると思います。私もどうすべきか、頭を悩ませていましたが、この件については、「私一人で抱えない」という答えを持っています。従業員の生活を豊かにするというのは、社長が与えるものでは無く、私も含めた従業員みんなで作り上げていくもの。小さな子供でも解る、売上利益を上げていかずに、給料だけ上げていくと長続きしないという現実を共に分かち合いながら、一緒に努力していく。もちろん「責任」というものが経営者にはあると思っていますが、労使関係が主従だけの関係では、給料を渡す側ともらう側という対立構造になりかねません。賞与のブログでも書きましたが、人件費は経費では無く利益をみんなで分けるもの。という考えの基、より多くの給料をみんなで分けられるように、お互いに努力したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。
島野